EQリーダーシップとは?
About EQEQって何?
イエール大学エールカレッジ学長を務めるピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤーが提唱する理論です。両博士は、ビジネス社会で成功する人は、IQ(知能指数)の高さでなく、『自分の感情の状態を把握し、それを上手に管理調整するだけでなく、他者の感情の状態を知覚する能力に長けている』という特徴を発見しました。つまり、リーダーは、感情をうまく管理し、利用できる能力が必要です。
EQリーダーシップとは?
EQリーダーシップとは、リーダーが自分の感情(=EQ)の特性を知り効果的なマネジメント法の学習を通して、人や組織が主体的に動くようになるリーダー教育の考え方であり組織開発の手法です。EQリーダーシップ開発研修には、以下の特徴があります。
Features.01
感情マネジメント力を養成
EQリーダーシップ開発研修では、感性の力を信じフルに活用する方法を学びます。自分の感情の特性を理解し効果的なマネジメント法を学習するためEQI®️行動特性検査を用います。EQリーダーシップを発揮するためには感情をマネジメントする力(パワー)が必要です。この力(パワー)が、チームに感情(=EQ)の共鳴を引き起こすエンジンとなります。
※EQI®️行動特性検査は、(株)アドバンテッジ・リスク・マネジメントの登録商標です。
Features.02
身に付くまで併走指導
EQリーダーシップを発揮するリーダーは、自分らしく自分の仕事の役割や責任を果たす実践者です。EQリーダーシップ開発研修では、一過性の研修ではなく身に付くまで併走指導することで、仕事の実践の場において、日々の問題を他人事とせず自分事として捉え、逃げずに向き合い続ける謙虚な姿勢やふるまいの獲得=意識と行動の変革を目指します。
Features.03
学術的根拠&20年の知見蓄積
EQリーダーシップは、IDEASS(イデアス)取締役 最上雄太が、博士学位論文での主要な発見を土台に、IDEASS(イデアス)が創業から20年間蓄積してきた感情(=EQ)特性を養成する教育の知見を組み合わせプログラム構成されています。
Features.04
EQI®️行動特性検査について
EQI®️行動特性検査は、自分自身が普段とっている感情に基づく行動や他者とのコミュニケーション、チームに対する働きかけなど、リーダーシップやマネジメントの土台となる自分のありのままの姿を知る手がかりとなります。
EQI®行動特性検査について
EQI®行動特性検査によって、
自身の内面、他者へのアプローチスタイルを知る手がかりが得られます
研修では、単純に数値の善し悪しを見ていくことはしません。むしろ、全体を俯瞰して、「自分はどんな人物なのか?」「普段、どのようなコミュニケーションをとっているのか?」といったことを深く読み取っていきます。
また、受講者同士で互いのEQ診断の結果を読み解くということも行うことで、部分的な強みや弱みに捉われない「人を見る目」を養うことができます。
EQI®行動特性検査によるメリットとは?
EQ検査結果(自己の感情の理解)や感情や認識に関連する学習を通して、
役職者としての自分、自分の仕事のスタイルを見つめ直し、
望ましいふるまいを展望することができます
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EQ検査結果
自分にフォーカス
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感情や認識に関連する学習
日常的な仕事の文脈に直結した
課題観を刺激- 01コミュニケーションを見直したい
- 02リーダーシップ(影響力)を発揮したい
- 03やる気の感情をマネジメントしたい
- 04強みを発揮して仕事を変革したい
- 05怒りの感情をマネジメントしたい
-
行動策定
行動をコミット
01コミュニケーションを見直したい
- コミュニケーションゲーム『パズルゲーム』の実習を通して、
普段の仕事における自分のコミュニケーションの癖を見える化します。 - 実習後に、相互にフィードバックを行うことで、課題を増やします。
- その後、その癖が普段の業務にどのような影響を与えているかを検討し、
改善のための課題を明確にします。
02リーダーシップ(影響力)を発揮したい
- 研修に先がけ、リーダーシップとは何かの講義を行います。
- リーダーシップは影響力であること、目的志向であること、フォロアーが必要であることなど、要点を整理します。
後ろを振り向いたとき、
喜んでついてきてくれるフォロワーがいる
03やる気の感情をマネジメントしたい
- 自分の思考や行動を変えるために、感情に目をむける必要性を理解します。
- 感情に関心を持つことで、感情のマネジメントができるということを学びます。
- リーダーとしてマネージャーとして感情のマネジメントが求められることを理解します。
04強みを発揮して仕事を変革したい
ポジティブな感情を導く「とっておきの強み」とは
- 『強みとしての徳性』とは
ポジティブ心理学創始者である、心理学者のマーティン・セリグマン教授、クリストファー・ピーターソン教授によって開発された、独りよがりではない、他者にも受け入れられる、ポジティブな感情を引き出す個人的な強みのことです。両教授は、『強みとしての徳性』を24に分類し(VIA分類法)、測定法(調査票:VIA-IS)を開発しました。
ポジティブな感情を導く「とっておきの強み」は、『強みとしての徳性』の測定と検討によって明確になる、トップ5の強みのことです。 - 『強みとしての徳性』の特徴
『強みとしての徳性』は、以下のような特徴を持っています。
01. 個人の充足感、満足感、幸福感に貢献する(ポジティブな感情を引き出す)
02. 道徳的かつ普遍的な徳性である(他者に歓迎される)
03. 測定可能である(自分で測定できる)
「とっておきの強み」を日常に生かす方法を検討する
ポジティブな感情を導く「とっておきの強み」明確にして、
その強みをいかに、日常的な仕事に生かしていくことができるかを検討する
『強みとしての徳性』リスト
- 好奇心
- 学習意欲
- 判断力
- 独創性
- 社会的知性
- 将来の見通し
- 勇気
- 勤勉さ
- 誠実さ
- 思いやり
- 愛情
- 協調性
- 公平さ
- リーダーシップ
- 自制心
- 慎重さ
- 謙虚さ
- 審美眼
- 感謝の念
- 希望
- 精神性
- 肝要さ
- ユーモア
- 熱意
当研修で、簡易版「強み評価テスト」(VIA-IS)を用いて、『強みとしての徳性』を把握します。
05怒りの感情をマネジメントしたい
怒りの感情のマネジメントはこんな人にオススメです
- 日常的にイライラすることが多いが、どうしたらよいかわからない
- 「怒ることは悪いことだ」と思っている
- 部下に対しての叱り方や注意の仕方について悩んでいる
- カッと来たことを、いつまでも忘れることができない
- 人の怒りをもらってしまうことが多い
怒りの感情のマネジメントとは
怒りの感情のマネジメントは、怒らないように我慢するということではありません。
怒る必要があるもの、怒る必要がないものを分けて、怒る必要のあるものには望ましい怒り方ができるようになること、怒る必要がないものには怒らなくて済むようなることを目指します。
怒りの感情のマネジメント(アンガー・マネジメント)は、1970年代にアメリカで開発された、怒りの感情と上手く付き合うための心理トレーニングです。全米の教育機関や企業で広く導入され、教育、職場環境の改善、学習、業務パフォーマンスの向上を目的に長年活用され、ビジネスパーソン、政治家、弁護士、医師、スポーツ選手など、様々な職種の方々が取り組み、日本でも多くの企業研修、教育現場などで取り入れられています。
参考:戸田久美『アンガーマネジメント・怒らない伝え方』